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PCX JF81 フロントブレーキ マスターピストン交換|カクカクする症状が改善

1 日前
読了時間: 5分

今回は、PCX125(JF81)のフロントブレーキ・マスターピストンを交換しました。

今回交換することになった理由は、フロントブレーキレバーを握ったときの動きがスムーズではなく、カクカクするような症状が出ていたためです。


ブレーキ自体は効いているものの、レバーを握り込んでいく途中で引っ掛かるような感触があり、非常に気になっていました。

そこでマスターシリンダー内部のピストンを交換してみることにしました。

結論から言うと、マスターピストン交換後は、このカクカクした症状が完全になくなりました。

同じJF81で「ブレーキは効くけれどレバーの動きがカクカクする」「握ったときに引っ掛かる感じがする」という場合には、マスターシリンダー内部のピストンも点検してみる価値があると思います。


1.作業前

まずは交換前の状態です。

フロントブレーキのマスターシリンダーは右ハンドルに取り付けられています。

今回は内部のマスターピストンを交換するため、マスターシリンダーをハンドルから取り外して作業しました。

【写真1:作業前】

作業前
作業前

2.マスターシリンダーをハンドルから取り外す

作業しやすいようにマスターシリンダーをハンドルから取り外します。

ブレーキフルードは塗装面などを傷める可能性があるので、周囲に付着させないよう注意して作業します。 オイル交換をするためブレーキホースから取り外してやりやすいようにしてます。

【写真2:ハンドルから取り外したところ】

マスターシリンダーをハンドルから取り外す
マスターシリンダーをハンドルから取り外す

3.Cリングを取り外す

マスターピストンを抜くため、ピストンを固定している**Cリング(スナップリング)**を取り外します。

少し奥まったところにあるので、今回の作業ではここが少々やりにくい部分でした。

適当な工具がなかったので千枚通しを2本使ってクロスさせながらずらして外しました。

【写真3:ピストンを外すためにCリングを外す】

Cリングを取り外す
Cリングを取り外す


4.マスターピストンを取り出す

Cリングを外すと、マスターピストンとスプリングを取り出すことができます。

取り外した部品がこちらです。

新しいピストンを入れる前に、マスターシリンダー内部の汚れなども確認しておきました。

【写真4:分解した状態】

マスターピストンを取り出す
マスターピストンを取り出す

5.新しいマスターピストンを組み付ける

新しいマスターピストンを組み付け、Cリングを元の位置に取り付けます。今回はブレーキオイルを塗布する前にベルハンマー潤滑剤をゴム部分やアルミスクリュー部分に薄くベルハンマー潤滑剤を塗りました。普通の潤滑剤(CRC5-56やグリース)はゴムに攻撃性があるためおすすめしません。(ベルハンマーはゴムに攻撃性はない)

Cリングが溝にきちんとはまっていることを確認してから、マスターシリンダーを元に戻します。

新しいマスターピストンを組み付ける
新しいマスターピストンを組み付ける

【写真5:組み付けたあと】


6.ブレーキフルードを入れてエア抜き

マスターピストンを交換したので、ブレーキフルードを入れてエア抜きを行います。

キャリパー側のブリーダーバルブにホースを取り付け、ブレーキレバーを操作しながらエアを抜いていきます。(2~3回握ったらブリーダーボルトを緩めてすぐ締める。)

エアが残っているとブレーキレバーが柔らかくなったり、十分な制動力が得られなかったりする可能性があるので、ここはしっかり作業します。

【写真6:ブレーキフルードのエア抜き】

ブレーキフルードを入れてエア抜き
ブレーキフルードを入れてエア抜き

7.コンビブレーキ側のリザーバータンク

PCX JF81はコンビブレーキ(CBS)を採用しています。

コンビブレーキ側のリザーバータンクについても、ブレーキフルードを確認しながら作業しました。

【写真7:コンビブレーキフルードをリザーバータンクに入れる】

コンビブレーキ側のリザーバータンク
コンビブレーキ側のリザーバータンク

8.入れにくい場合はリザーバータンクを動かす

このリザーバータンクは奥まったところにあるため、そのままだと作業しにくいです。

やりにくい場合は、リザーバータンクを固定しているネジを外し、少し動かしてから作業するとフルードを入れやすくなります。

【写真8:リザーバータンクのネジを外して動かす】

入れにくい場合はリザーバータンクを動かす
入れにくい場合はリザーバータンクを動かす

マスターピストン交換後、カクカクは完全に解消

今回、一番気になっていたのがフロントブレーキレバーを握ったときのカクカクした感触でした。

マスターピストンを交換してエア抜きを行い、実際にブレーキを操作してみると、

カクカクした症状は全くなくなり、レバーをスムーズに握れるようになりました。

今回の車両については、マスターピストン交換が効果的だったと言えそうです。

JF81に限らず、ブレーキレバーを握ったときに「途中で引っ掛かる」「カクッ、カクッと段階的に動く」といった症状がある場合は、キャリパーだけではなくマスターシリンダー内部のピストンやシール類も点検してみるといいと思います。

なお、ブレーキは安全に直結する重要な部分です。作業後はフルード漏れがないこと、レバーに十分な手応えがあることを確認し、最初は低速でブレーキの作動を確認しました。


※命に関わる重要な作業ですので特に注意して作業してください。

 
 
 

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